普段の愛犬の体調を知っておきましょう
DOG HEALTH GARE
愛犬の健康管理として、緊急の場合にすぐに気づくことができるよう、日頃から愛犬の体調をわかっておく必要があります。犬種や性格など犬には個体差があるので、正常な数値の範囲は一概に同じではないため、ご家庭に応じて、応急処置が必要な範囲を判断いたします。歯茎や舌の色の確認、心拍数、呼吸数など体格に応じた数値を示しておりますので、参考にご覧になってください。
歯茎の色を確認
CRT(毛細血管再充満時間)の計測です。
■確認方法
上唇をめくって歯肉のピンク色の部分を白くなるまで指でしっかり押します。指を離してから白くなった部分が元の色に戻るまでの時間を計測します。
■正常
通常であれば1~2秒で元に戻ります。
戻りが遅い場合は、血圧の低下や脱水、ショック、低体温の可能性あり、貧血状態にある可能性や心疾患等の心拍出量が減少している可能性もあります。したがって、何らかのショック状態の時も同様な現象が起きると考えられます。
舌の色 | 疑われる症状 |
---|---|
濃いピンク~少し赤みかかった色 | 正常 |
黄色 | 黄疸、肝臓疾患の疑いあり |
紫色や青白い色 | チアノーゼを起こしていると考えられる |
白っぽい色 | 貧血や低血糖の疑いあり |
心拍数(脈拍)
■確認方法
大腿部内側の付け根を人差し指、中指、薬指の3本で軽く触れ中指で脈拍を感じるようにします。
脈拍に触れたら1分間の脈拍数と指先に感じる脈の強さを確認します。1分間測ることが難しい場合、15秒の結果の4倍や30秒の結果の2倍でもOKです。
■正常
心拍数の目安(安静時)
・仔犬の場合:110から120/分
・成犬(小型犬)の場合:80から120/分
・成犬(大型犬)の場合:60から80/分
30回を超えると異常サインで、40回を超えると赤信号と言われています。呼吸困難が続くと犬はどんなに疲れていても、伏せたり横になって寝ることができなくなります。これは横になると肺が圧迫され、さらに苦しくなるためです。
※40度を超えている場合は即座に動物病院で受診してもらってください。
※個体差がありますので、愛犬の体温の平均値を知って置くことが大切です。